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暗号解読が世界を救った

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「コードブレイカー」ジェイソン・ファゴン著 小野木明恵訳 みすず書房を読みました。
エリザベス・フリードマンという第一次と第二次大戦に活躍した女性暗号解読者の物語です。

暗号は自然に生まれたものでなく人が生み出したもの。その暗号を人が暴く。個性と個性の戦いなのかもしれません。

ところでウッドロー・ウインルソン大統領は1910年代ごろ「アメリカ・ファースト」を掲げていたんですね。いまはそのフォローなのでしょうか。後追いにならなければいいのですが。

大戦中にアメリカに任務を帯びて入国した英国のスパイの中に、007を生み出したイアン・フレミングや「チョコレート工場」のロアルド・ダールがいたなんて。暗号解読とはまた違った視点で人材を登用していた。英国って懐が深い国です。

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日本は大戦前から暗号を米国に解読されていたようです。米国は隠してきたんですね。知らない、知らないって、日本は早く気づけばよかったですが、その余裕はなかったかな。突っ走っていくだけでしたか。ちょっと立ち止まる人がいなかったか。少々残念です。

これからはAIが暗号つくるのかな。たまにAIニュースをやってますが、あの言葉使いやイントネーションが機械的でやや違和感があります。ドラマティックな内容ならドラマティックに聴きたいです。

もしこれから日本製のAIができるとしたら、わびやさびなども感じられるシステムにしてほしいです。その価値は世界に訴えられる価値がきっとあると思うのです。日本らしさがあるといいなあ。

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