NHKプラスで再放送を見ました。「シルクロード 古代商隊の旅」です。(1984年6月放映)
シリアのキャラバン、隊商都市、パルミラは2000年前に繫栄した街。
当時と同じように、ラクダで訪れる取材班。
街にある劇場とアゴラ、広場はギリシア・ローマからの文化の影響が。パルミラはペルシアとローマの間にあり、2つの大国に翻弄された街でした。ですが、大国ローマに戦いを挑んで滅ぼされてしまった。
死者の街にはエラベールの塔と呼ばれる墓があって、そこにはミイラが埋葬されています。
発掘したのはフランスの研究者たち。この放映の50年前のこと。その時のミイラはよく見る包帯ではなく、絹で包まれていた。それはなんと1万キロメートル離れた中国から来た絹だった。研究者たちは驚いたそう。まぎれもないアジアの人々の交易のあかしが。
アメリカよりもヨーロッパよりも進んでいたアジアの経済がここにあります。
これからも世界の行方は、アジアがカギを握っているような。