book自負と偏見 オースティン

「自負と偏見」オースチン 舞踏会は雲のうえ

BBCのウエブサイトで「オースチンの大ファン」についてニュースが上がっていたので、気になって小説を読んでみました。
‘Our teacher is a HUGE Jane Austen fan!’ | Newsround

英国貴族たちの恋愛物語。主役は5姉妹がいるベネット家。お母さんは娘を金持ちの家に嫁がせようと躍起なんです。ほぼ250年前の当時は出会いと言っても学校はないし、職場はないし、そもそも貴族は働かない。

代わりに舞踏会があるんです。

近所の屋敷に引っ越してきた男性の噂は早い。独身か?イケメンか?財産は? SNSよりも。気持ちがはいっていますよね。

この小説を読む前に映画の予告編を見たのですが、娘さんのお父さんはゆったり構えています。最初から成り行きがわかっていたみたいに。すでに男性に挨拶しにいっていたのです。心配しているじゃないですか、お父さん。

気持ちが揺れ動く時を過ごす若い男女。人生は永遠のブランコといったのはモンテーニュですが、ふり幅のある恋愛模様が描かれていて。60を過ぎても気持ちが若くなりました。

出逢いですか?ワタシは奥さんと出会ったのが、旅の帰りでした。夏休み終わりのニューヨーク→成田便。雲の上でした。自分事ながらビックリしました。空港カウンターで、スタッフの方から「お友達ができるわよ」といわれて隣に座ったのが、、、。時は流れて30年以上。ともに白髪が生えました。

感謝の気持ちを忘れることはありません。オースティンの文章も。小説のような出逢いからの日々も。

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