自由亭さんへ。
大食い自慢が今日も集います。男たちのオーダーは海の幸のスパゲティ、ナポリタン、ガチ弁、本日のランチ。これだよねと確認しながら皿と向き合うご常連。運ばれた盛りを見て思わず笑ってしまう作業着のオジサマ、黙ってワシワシと挑む若手。それぞれの漢たちの宴の始まりです。
前回はチーズでしたので今日は目玉焼きのせ自由亭ハンバーグをお願いしました。ライスは半分です。
まずは昼間の月を合掌です。目玉焼きのふちの「チリチリ」をいただきながら、(これ好きなんです)黄身を崩してハンバーグに流れる黄金ソース。一緒にお口へ。
お肉を噛みしめると弾力で押し返される。その力強いこと、見事なバウンド。これは初めてです。粗挽きの魔力と魅力。こちらの覚悟が試されているようです。
デミグラスソースがつけあわせのインゲン、ポテトとも溶け合っています。箸休めとなるトマトは自然な酸味豊か。そしてハンバーグに戻って格闘を続けまました。ご馳走さまでした。
ごちそうさまでした。お会計でお勘定をしていると、また道場やぶりがひとりドアを開けました。もうすでに心はスペシャルなお皿に向けっているような笑顔。いいなあ。お客さんがご自分の子供の頃に戻れるお店です。ではまた。