天丼ランチです。武蔵小杉から歩いて5分。南武沿線道路添いのこちらへ。カウンター5席。テーブル2つ。お二人の目が届くお店。
ご主人が太い菜箸で衣をつくり、ボウルにへタネを入れて、丁寧にお鍋へひとつづつ。しゅーしゅー。プロローグが静かに奏でられていきます。こんな爽やかだったかな。音は次第に盛り上がってくる。けれどあくまでもお淑やか。外で天丼を食べるのは久しぶりなので忘れていた音です。
のり、なす、いか、白身、エビが賑やかにご飯の上に。ご飯とネタをいただこうと箸を下へいれると大きな野菜かき揚げの「フタ」が。その下にタレが沁みたご飯、ニクイ演出です。
タレがそそる。甘すぎず、からすぎず。好きな加減ご飯。タレだけでもご飯どんぶり1杯イケそうです。
盛りだくさん天丼に赤だしもお新香もついて750円はお値打ちです。となりのお若い方は天ぷら定食でお皿に山となった天ぷらを黙々と食していました。800円。これもおすすめですね。
「ここでどのくらいおやりになられているのですか」「もう47年だよ。ハハ。」と職人がお顔を上げてニッコリ。お元気なご主人。ご夫婦でいつまでも。
ありがとうございました。