town綱島book「少年」ロアルド・ダール 田口俊樹訳 ハヤカワ文庫

ビンタが飛ぶ英国エリートの教室?

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「少年」ロアルド・ダール 田口俊樹訳 ハヤカワ文庫を読みました。
名門パブリックスクールを卒業して、ケンブリッジやオックスフォードへ進まずに、シェル石油に就職して世界へ。
そして英国のスパイとしても活躍する。彼の子供時代を自ら回想。波乱あり、幸せありのエピソードにあふれています。

体罰のシーンも出てきます。鞭打ちは当たり前だったのでしょうか。

実は私の中学のときの学習塾にも体罰がありました。テストで合格点がとれないとビンタ、となるのです。お金を払ってお客さんなのにビンタとは。五反田のSMクラブではないんですから。

まして女王様ではない。当時の先生はアルバイトの男性の大学生でした。

ある授業で終わりにテストになりました。私は合格点をとりました。やれやれとほっとしていたところ、私以外の約生徒がみな落第してしまったのです。ひとりひとり立たされてビンタがはじまります。センセイは指輪をとってひとりひとり対峙します。

やっと終わったと思ったとき、私も名前を呼ばれて「○〇もだ。連帯責任だ」。

えーっ? 私にもビンタが飛んできました。そんな殺生な。痛いオチがついてました。

いまとなっては、50年ほど前の良き想い出です。先生、どうしているかな。


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