シルクロードと唐帝国book

長安 イラン美人のバーへ行ってみた

「シルクロードと唐帝国」
講談社学術文庫・興亡の世界史というシリーズ。森安孝夫先生が書いております。

第四章 唐代文化の西域趣味 で長安のことに触れられているのですが、李白の「少年行」という詩があります。

五陵の年少 金市の東、
銀鞍 白馬 春風を度る。
落花踏み尽くして何れの処にか遊ぶ。
笑って入る 胡姫酒肆の中。

高級住宅街に住む少年が白馬に跨って、長安の街を颯爽と行く。
一面の花を踏みながら。どこへ遊びに行くのだろうか。
笑いながら入ったのは美しい胡姫のいる酒場だ。という内容です。

李白がそんな詩を読むの?もっと雄大な風景を読んだり、男女の情愛を歌うんではないの?
それほど、長安が栄えていた証拠だとわかりますね。みな注目していたのですね。

また、25年前に手に入れた文庫本、「時代の風音」にも長安のことが触れられています。
堀田善衛、司馬遼太郎、宮崎駿さんの鼎談をまとめた本です。

そのなかで、石田幹之助さんの「長安の春」が取り上げられています。司馬さんが言うには、「長安にはバーがあって、イラン系の女性がバーのママさん。カウンターの後ろには酒棚にあって、そこでは中国酒ではなく葡萄酒がふるまわれていたんです」と。

なんと。博学の3名のお話と李白がつながりました。長安は当時人口100万人の大都会。

8世紀の長安にはすでにバーがあって、ママさんは外国からきたイラン系美人。そこにセレブな若者が集っていた。いまから1700年前ですか。歴史って興味が尽きませんね。ではまた、チャオ。

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