town装うfood横浜駅ハンバーグ

飯倉、千駄ヶ谷、横浜。炭焼きハンバーグのたどった道。

横浜駅から浅間下方面へ。

橋を渡って、「みや」さんへ。みなさんが投稿している写真を見るとあのお店に似ているような。千駄ヶ谷の「あめみや」さんと。

お店の雰囲気といい、木を使った内装といい。「みや」というお名前も気になる。しかも「炭焼き」。なかなかこのワードは出てこない。

ハンバーグ1.5をお願いします。

開店当時からいらっしゃるような男性のスタッフの方。渋い。制服が似合う。イージーリスニングのBGMは、
この空間に合っている。

レモンの効いたドレッシング。コンソメはしっかりと。お肉をまつまでの前奏。

デミグラスソースはややスパイシー。お肉は密度ありで、みっしり。これはゆっくりと噛みしめながらいただきたい。うーん。切り分けて、切り分けて。少しずつ変化を楽しむ。つけ合わせはにんじんグラッセ。面取りもきれいな正統洋食タイプで。いよいよ謎解きへ。

「あのー千駄ヶ谷に「あめみや」さんというお店ありますよね。」「あーつ。ウチの先代が昔、六本木でCHACOというお店にいてね。そのとき一緒だったんだよね。」当時は、射虎(しゃこ)という名前で、つまり飲兵衛を追い出す意味の名前にしていたのですが、当時の六本木・飯倉あたりは外人ばかりで、シャコでなくてチャコ、チャコと呼ばれていて、それで名前を変えた。日本人が来る店になるまで3年かかったとのこと。外人さんがよく肉を焼いてくれ、ともってきたこともあったそうです。いまは千駄ヶ谷のお店も息子さんが継いでいるとのことです。

昔、白金にある大学に通っていたのですが、その先輩に連れられてこの店、いったことがあります。
「あのお肉用のシルバーのプレート、なかなかないですよね」「あれはうちの親父が作らせたの。オリジナル。〇万円したらしい。あそことうちだけね。」エピソードもほどよきソースとなって、胃袋にしかと収まりました。ありがとうございました。50年やっておられる。素敵です。牛クンの舌も伸びるわけです。