「蝶ネクタイ先生の飲み食い談義」高橋義孝さん 河出文庫を読みました。
その中で、食べ物の中で一番最初に食べたものが旨いと感じたらずっとその印象が続く。というのがありました。
先生は、ラーメン、カツレツ、ライスカレーとなります。
それに倣って、外食のお店をご紹介します。
小学生のころ、親に連れられて食べに行ったお店の中で忘れられない味を。
神田やぶ蕎麦。たしかかつて神田にあった交通博物館のあとに訪れたような。お客さんの注文のあとに店内にこだまする女性店員さんの注文を厨房に伝える独特の節回しとトーンが好きでした。あたたかいかけそばとそばがきをいただきました。最初は何?おそばのように細くないの?と思いましたが、意外と美味しかった印象があります。蕎麦掻をつまむ小学生。なんとマセているのか。ただそれ以来、そばがき食べていないような。そのあと行ったのは当時の彼女。今の奥さんとです。20年ぶりですと言ったら、奥さまビックリしてました。
こんどはそんなに間を開けずにいらしてくださいと。スミマセン。ありがとうございます。
次は自由が丘・とんきのヒレカツ。確か小学6年生の時。最初にロースかつ定食をいただいたのですが、足りなくて追加しました。こんなにお肉がやわらかいのか。カツがもたれないのか。専門店ってすごいな。それ以来、このとんきを超えるとんかつに出会ったのは、上野のぽん多さんと蒲田の丸一さんくらいです。50年の時間が経ってました。
最後は池袋の百貨店にあった、紅花、ベニハナ。ロッキー青木さんのお店。これも小学生でした。シャリアピンステーキをいただきました。玉ねぎとお肉、ソースが美味しく仕上げられてました。でもそれ以来、シャリアピンステーキをいただいておりません。今度どこかで挑戦しようと思います。