town行列に並んだらfood 国別foodイギリススコーン湯島洋菓子

湯島 レイジーデイジーベーカリー

毎週金曜日と土曜日だけ営業のこちら。12時開店とのことで11時40分に並びました。3組目でした。でもでも早めに50分にオープン。店主さんおひとり。1組ずつのご案内です。マンツーマン。少し待ちますがこれはありがたい。

おすすめのスコーンは外はカリッとサクッと、中は思った以上にしっとり。仄かに甘さを感じます。380円。ちなみにスコーンは16世紀ごろ以降からあるらしいです。食べ方はとお聞きしたら、「そのままですぐに」という店主さんのお気持ちがわかりました。ただお好きなお飲み物は必要です。今回はお水と。なのでより素材の味がわかりました。

シードケーキにはキャラウェイシードが入っているとのこと。プチプチ感楽しめます。こちらはさらにしっとり。なんとちららは中世からあるらしいです。540円。アガサ・クリスティの小説、ミスマープルが活躍する「バートラム・ホテルにて」の序盤にホテルを象徴するほんもののシードケーキが食べられるホテルとして登場します。向田邦子さんもご著書の中でこの小説を「食いしん坊に贈る100冊」の中に選んでおられます。

ロンドンではメイフェアの「コンノート」に行ったことがあります。こちらも雰囲気があり、ダイニングは素敵でした。タイムスリップしたよう。想い出が蘇る味。小説や映画ではほかにも美味しいアイテムがたくさん登場します。おすすめです。

お店のお名前はレイジー デイジー ステッチというお花や葉などの可愛い刺繍から。7年おやりになっていると嬉しそうにお話ししていただきました。女性店主さんは「イギリス好きですね。催事以外はここでひとりでお菓子を焼いています」とのことでした。最後にハッピーイースターということで可愛いお土産も。また参ります。

マスクの奥からでも店主さんのイギリス愛、焼き菓子愛が伝わってきお菓子にもふんだんに込められています。お言葉にもほとばしっていました。