
電話でおぼえるのに語呂を充てるのがありますね。
ヨイフロとか。なやみ無用、とか。
ウチのおじいちゃんの遺影の電話は、
来る人はハナヨメ
でした。子供心に洒落ているなあと思ったものです。おじいちゃんは、絵で使うエノグ職人でしたので少しユニークなところがあったのでしょう。
いつも遊びに行くと、とびっきりの笑顔で迎えてくれました。ただ絵具を扱っているので工場はアブラ臭かったのが大変でした。
関東大震災の時、お昼時で、天丼を食べていたそうです。ワタシはちゃんと海老天を食べ終えたのかな。お代は払ったのかなと、どーでもいい心配をしてしまいました。
おじいちゃんは「ここ掘割から池袋まで下り坂になっているけど、地震後はなんにもなくなってしまって、池袋まで見渡すことができたんだ」とのこと。
その時 SNSがあったら、大変なことになっていたと思います。電気も使えなかったと思いますが。

