「李白と杜甫」高島俊男さん著を読みました。
李白と杜甫は洛陽で会っていてよく飲んだそうです。ビックリです。33歳と44歳。2大詩人の酒はどんなだったのかな。
李白は官に使えることを夢見ていました。時の権力者に取り入れられるよう人を伝って画策をしていました。そして42歳で呼ばれて任官します。
歌や詩をつくる仕事でした。ただ、当時は一度召されたらすぐやめることが常識だったようで、それを李白がわからず。みんなに不思議がられるということもあったよう。
田舎にこもって仙人のように歌を詠んでたまに酒を飲むイメージでした。
それとは違ってなかなか庶民的で欲望丸出しなところが人間味があって面白く感じました。
杜甫とはといいますと、代々官吏の家柄ながら試験に通らず、何とか就職しようとせっせと歌を作って実力者に送っていたようです。なんと。シュー活の道具?
生活も決して楽ではなかったと書いてあって、こんな大詩人がと思いました。
一生懸命生きて、飲んで、旅をしたことろから傑作が生まれるのですね。
李白の詩ですが、月と自分の影と3人で酒を飲む。「月下独酌」が好きです。