本来はこどもの日ですが、一日早くつかりました。日本の伝統行事はいいですね。目にも鼻にも心にも。肌で体で感じることの喜びはことばでは表せません。いつまでも残したい伝えたいイベントですよね。
もともと菖蒲は中国で病気や厄を払う薬草として考えられていました。日本に伝わり、女性が穢れを払うためにつかることが最初だったようです。やがて鎌倉時代になり、しょうぶという語感の良さから武士に広まったそうです。それから跡継ぎである男の子へ受け継がれたと。なるほど。誰が入っても健康になれるんだらいいですよね。
いま世界でモメている人々が大きな露天風呂で菖蒲の湯につかったら平和になるのではないでしょうか。
いやーリラックスできました。いつもより長めに、ゆっくり。ほのかな菖蒲の香りがバスルームに広がり、カラダがそのままつつまれました。効能はそのほかに血行促進・肩こり・腰痛予防・冷え性・筋肉痛・リウマチなど。良いことづくめ。これは入るしかありませんよ。
目を閉じると尾形光琳先生の「国宝・燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」の中でお風呂に入っているような。でもあれは杜若(かきつばた)ですね。根津美術館で確かめようかな。
地域によっては頭がよくなるという意味で頭に巻くとか、菖蒲を小さく切るところがあるみたいです。家人はそれじゃニラで代用したらということ言ってました。餃子か!では。チャオ。