デュマ作。田舎からパリにでてきた若き野望の塊、ダルタニャンの成長を描く冒険ドラマです。
素敵な言葉を見つけました。
金色に彩られた夢を見て眠る。
恋をしているときは五分間が五世紀にもあたる。
彼は仲間の三銃士とともに王妃に仕える女性に恋して、イギリス・ロンドンまで王妃の宝石を必死になって取り戻すことに成功します。お礼に女性から待ち合わせの約束が。場所に出向いてみるとその女性はトラブルに巻き込まれていた。さて、どうなる?
軍隊での栄達を願うダルタニャン。困難が振りかかる。乗り越えられるか。
下巻では、悪女が物語を動かしてゆく。男はみんな好きなんだな。英仏の王たちが振り回された結末はいかに。
♬「女はいつもミステリー」ひろみが頭の奥で歌っています。ああ。人生って。欲望のメリーゴーランド。
不倫あり、裏切りあり、謀略あり。これが少年少女文庫というのも、なんですね。
夢見るだけでは、世の中わたってはいけません。17世紀のデュマの教えです。
それにしても、教えが早いよ。親や学校では教えてくれないから。
ぜひご一読を。