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竜宮城のような、海苔弁いちのや

家族が横浜髙島屋でお弁当を買ってきてくれました。「海苔弁いちのや」さん。

レンジで1分間温めていただきました。ただし、お漬物とお醤油は除いてチンします。

白身魚のフライから宴の始まりです。ふっくら、ふかふかで参りました。

野沢菜は魚沼産の煮干し醤油が効いてさすが雪国のお漬物の風情です。

松阪のとりもも肉。味噌だれが香ばしすぎる。

きんぴらごぼうはいろどりで魅せます。楽しませてくれてしかもシャキシャキいきている。お弁当ですよ。

弁当のトップに鎮座するは、王道おかずの竹輪の天ぷら。宮城、塩釜。海苔は四万十。磯辺揚げで日本漫遊の旅。

おかずを堪能してやっとご飯へ。のりとご対面です。瀬戸内産。塩が育てた天然の味わい。潮騒が聞こえます。

食べ進めると、ご飯の下にも海苔が敷いてありました。なんとニクイ演出。日本人でよかった。鹿児島産の一本釣りでとった鰹から削ったカツオブシがちりばめられて。美味しくないわけがありません。

ご飯のセンターに半熟タマゴ。秘伝のタレがしみしみ。たまらんです。お米は新潟産新之助。甘みがおかずとも合います。もち麦も合わせ、食感も極めています。

まるで山海の幸をひとつにしていただいているような。竜宮城のイメージです。できたてでなくてこれだけの質と品が保てるとは。お弁当ってすごい。和食ってすごいです。ありがとうございました。

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