プラトンbook

饗宴 ソクラテスの飲み会

2000年以上前の飲み会の話が忘れられることなく読みつがれているという現実にビックリなんです。

お題はエロスについて。哲学者たちがエロスを賛美する議論を闘わせることに知る喜びを見出していきます。

歴史は人間が知を追い求めることで回っている。教育とは知恵を持つ人が持たない新しい人へ分け与えること。

読んでいると、いっしょに参加したくなります。ソクラテスたちの表情も読みたいです。

人へのエロスを抱く場合にも、知恵にエロスを追い求める場合にも、これが哲学の原点。人の欲望がある限り、追う物語には終わりがありません。この飲み会は未来への問いかけでした。

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