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銀座 新とらやのヒミツ

リニューアル後。初。4階へ。

お姉さんおすすめの夜の梅とおもかげを選びました。2本で648円。限定夏バージョンパッケージです。ご存じでした?

自分好みのサイズにカットしてっと。大きいかな、これくらいはいいだろう。多少の後ろめたさ感があってワクワクします。

上の「夜の梅」は、小豆と砂糖と寒天。名前は古今和歌集に詠われた歌から。切り口が夜に咲く梅の花を思わせるところから名付けられました。食べてみると、正統な真っ当な小豆そのもの。

音楽でいうと、雅楽のような響き。ゆっくりゆっくりと盛り上がっていくような。

対して「おもかげ」は、同じく小豆、砂糖と寒天。懐かしさをあらわすべく、おもかげというコトバが使われています。特長は沖縄の黒砂糖が加わり、コクと強さがプラスされています。

音楽でいうと、沖縄が加わっている分、「ハイサイおじさん」のようないきなり賑やかしい味か。みんなニコニコして笑って、踊っているサー。どちらも好きです。ワタクシ。

左が夜の梅、しっとり。右がおもかげです。ツヤツヤ。黒砂糖入っています。

禁断のようかん&バタートースト。甘味と塩味の万華鏡が深味へ。これはやってみないと分かりません。

ただ素材で忘れてならないのは富士山からの天然の水。今工場は静岡県の御殿場ですから。良質な水との出会いで小豆も黒砂糖も喜んでいるに違いありません。さらに職人さんたちの技が、たゆまぬアイデアが、一棹にこめられています。だからお茶とあうのですね。

ごちそうさまでした。カフェでは、生の和菓子が味わえるとのこと。こちらだけだそうです。奥には空中テラスもあり、セレブの皆さまがひと休み。そこにはひとつ素敵なデザインが。さきほどのようかんを左右するあの素材が使われています。これは訪れてのお楽しみ。

初めてようかんを美味しいと思える年代になりました。大人になったということかな。ただこのテラスに座るにはもう少し時間がかかりそうです。現場からは以上です。ではまた。

6月号の「銀座百点」にはとらやさんの記事が。ここにも秘密があるようです。銀座ファンは必読です。ぜひお店で。
配っていますので。

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