サッカー、ラグビー、ゴルフ、乗馬など多くのスポーツは英国が発祥と言われます。
ですが、どれもいまや英国が世界一とは言えません。と下記の本には記してあります。
「英文学者がつぶやく 人生を豊かにするかもしれない英語と英国文化の話」安藤聡さん著を読みました。
それは、スポーツが気晴らし、娯楽という意味があるからでしょうか。競うことより楽しむことを英国人は大切にしている。
あまり真剣すぎるのを嫌う気質もあるのだとか。勝者になるよりも良き敗者であることを潔しとする伝統もあると言われているようです。
さらに英国人が王者でいられるスポーツは「並ぶこと」だといいます。辛抱強く他人を待つ鷹揚さがあるというのです。日本人もかなり待つのが好きだと思いますが。
ある地域では「チーズ転がし」「蟹釣り選手権」「アナゴ投げ」というスポーツもあるとか。ユーモア精神は見習いたい。
ボルダリングとか、木の上とか過酷な条件でアイロンをかける「アイロンがけ世界選手権」っていうのもあるの?
娯楽。無意味と思えるものに懸命に挑む。これがスポーツの神髄らしい。そのココロは忘れたくないもんです。
大いなる気晴らしを生み出してくれたルールと規律の国、英国に拍手と感謝です。

