「ユーモアは最強の武器である」。スタンフォード ビジネススクール人気講義。読みました。
米国務長官マデレーン・オルブライトは1998年のASEAN サミット最終日の晩餐会で余興をやることになり、かつてないアイデアを考えた。
それは、ロシア政府代表とデュエットをするというもの。
前日の深夜に両国みんなで集まってリハーサルを納得いくまでやった。ロシア側はウォッカを持ち込んで。おかげで「とてもよい友人として」、今後の外交交渉をすることができたそうです。
また彼女は身に着けるブローチで気持ちを演出した。イラク制裁に関して「蛇」と揶揄されたときには、蛇のブローチをつけて公に出るなど、ユーモアで自らを表現したエピソードがあります。
余裕がないとできないことですね。ただただ目の前の課題にじっと取り組みだけでなく、周りとふっと見渡して、やるべきことを言葉だけでなくアピールする。しかも国際舞台という緊張の場面で。
その後、交渉が和んで優位になったことは言うまでもなさそうです。
学べますね。どんな時でも緊張を自ら進んで楽しむ人の愛情と熱意が。