food若松河田天ぷら

夏目坂 髙七 春のオーケストラを聞きに

1884年までもう少し

東新宿から戸山を越えて

11時25分着。馴染みの方はすでに入店なされており。初めてでもおかみさんが丁寧にお迎えしてくれます。上天ぷら定食をいただきました。カウンターに座るとぴちぴちと揚げ音が聞こえてくる。配膳のお母さん、座敷を見守る奥さん、揚げの旦那さんも加えて3名のシフトでテキパキ仕上げていく。お味噌汁、ご飯、天ぷらが見る見るうちに一つのお膳に。香りが夏目坂を漂い、つられてお客さんが相次いで暖簾をくぐる。

女将さんの丁寧な声がけでほっこり

ふきのとう、大根、レンコン、イカ、牡蠣、有頭海老2つ、マグロの海苔巻き、キス。天つゆ、塩は白い塩と抹茶、カレー。ごはん、お味噌汁、ホタルイカの小鉢。盛りだくさん。最初は何もつけずに。

何もつけない天ぷら

ひとつひとつがオーケストラ。江戸のファストフードゆえ、アツアツをぱっといただき、次の方へ。5代目も忙しいながら、「またいらしてください」とお声がかかる。さきほど仕上げていたかき揚、餡をかけているじゃないの。次はこちらか。さてアンコールはいつ。拍手がなりやまないうちに。また。

踊るタイポグラフィー
明治17年。三ツ矢サイダーが生まれた年。

ちょっとスペインへ

若松若田の小笠原家へ

雨模様でしたが、明治と異国を感じるひとときでした。感謝です。