社会人1年生の時、就職したのは大阪の会社でした。社内で草野球チームを作ろうとなり、
ユニフォームを揃えました。
背番号は自由に決めていいとのことでしたので、左利きの私は16番を選択。もちろん 打撃の神様の背番号です。
ただ、チームメイトは岡田だ、岡田だと冷やかされました。そうかここは大阪か。タイガースか。
試合もしました。あるとき、相手に元南海の選手がいるとのこと。佐々木さんという名前の大柄なかたでした。
元ピッチャーということを聞いてました。
私は左利きというこうこともあり、チームでは貴重な左腕に指名されました。でもピッチャーなんて。いままで投げたことはありません。エースは甲南大学でキャッチャーをやっていた同期が務めていました。さすが大学野球出身で、投げるタマが違いました。
さて、佐々木さんとの対戦です。
タイミングを外して真ん中低めにうまく投げたと思ったのですが、軽くセンターオーバーを打たれ、格の違いを見せつけられたのを覚えています。
攻撃では打席が回ってきましたが、投げている疲れとプレッシャーで打つどころではなかったのを覚えています。比べものにはなりませんが、二刀流なんてとてもとても。それは超人です。打席にはヘトヘト、ハーハーいいながら立ってましたから。今となっては良き想い出です。その年は、タイガースが優勝した年でした。1985年のことです。
次の年には東京へ転勤してしまいましたので、同じ年に大阪に居てなにか縁を感じたものです。
息子クンは今、就職して大阪におります。
そして甲子園球場を造った会社に居るのも何かのご縁かもしれません。