動物のコトバがわかるお医者さん。自宅にくる動物を見てあげるだけでなくアフリカまで猿の病気を直しにいく。噂を聞きつけて、どんどん家には動物が棲みついて。でもわけへだてなく接する。
お金が入るとすべて動物を診ることに使ってしまう。
人だけではないんです。動物を大切にする。神につくられたものをこよなく愛する。
「ドリトル先生アフリカゆき」が出版されたのは1920年。大戦後まもなく。それからたった20年でまた戦争が始まる。作者のロフティング先生はその世界をどう見ていたのでしょうか。
このメッセージを子供たちに、未来の大人たちにどうしても伝えたい。その思いを感じることができました。何十年ぶりに出会えた温かい物語です。