town銀座foodオーケー珈琲

フィレンツェでのマッチアップ

昔、フィレンツェに仕事で行った時のことです。ピッティウオモでの商談を終えてホテルへ帰るのにタクシーを拾うことにしました。ただ時刻は夕方。道はかなり渋滞しています。

街にはタクシー乗り場というものが明確になく、乗りたい人がただ道に出てタクシーを拾うというカタチなので、待つ人が沢山いるので収拾がつきません。順番なんてありません。しかも守りません。

サッカーでボールが近くに来た時に相手のディフレンダ―とひとつのボールを巡って争うような形になります。しっかりからだを入れて主導権を握らないとタクシーが目の前に止まってくれない。こっちは外国人。もともとボールが来ません。何度かのバトルの末、やっと一台を勝ち取ることに。マッチアップしたイタリア人は参ったよ。このタクシーは君のだ。負けたよと粋なジェスチャー。

このコーヒーを飲んでいた時、そのことを思い出しました。イタリア人は時には甘くないんです。

ボトルのデザイン、ストライプがグッチっぽくていいですね。さすが、クラフトボス。500ml、111円でした。

あ、そうそう。展示会場でもカフェがありましたが、ここも早い者勝ち。注文が通ったもの勝ちでやや参りました。
順番守りませんね。イタリアは。