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シンガポールで聴く麻雀

「聡明な女は料理がうまい」桐島洋子さん著を読みました。

1976年発刊。アメリカをはじめ世界を飛び回っていた彼女のライフスタイルが行間から熱風のごとく吹いていて、令和の今に新しい濃密で賑やかな、愛に満ちた空気をもたらしてくれるんです。

世界が好きで人々が好きで、まつわる料理が好き。美味しかったら自分で作らないと気が済まない。友人に披露しないと堪らない。そんなお人柄がにじみ出ていて素敵です。

昔、シンガポールへ行ったときに、行きの機内で乗務員の方におすすめのレストランはありますか?とお尋ねしたところシャングリラホテルがいいとのことでみんなで向かいました。

日曜だったせいか、そんなに混んではいませんでしたが、大きなホールの奥で大家族が麻雀をしているではないですか。華僑の人々が数家族で食事をしていました。やー賑やか賑やか。牌の弾ける音が賑やか、しゃべりも賑やか。しかも食べながら。ワイワイやっている。あーここは美味しいなと想像できました。間違いありませんでした。

なんでもできあいを買ってこれる今だから、いつか洋子さんのように、楚々と手作り料理にいそしむことを夢見ながら。

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