こちらのチーズは塩が効いているんです。原材料は生乳と食塩だけ。潔い。余計なものは何にもありません。牧場直送。引き算の極致。ミゴトなバイイング。グッジョブコストコ。
偉大なる農業国、グルメの地、フランスが生んだチーズ。各350gの2パックで700g。このときは割引されていて1598円です。少しお高めですが、この味だったら価値があります。
トーストするとさらにバツグン。朝から元気になっちゃいます。
パン一枚のサイズに2つにカットされているのがニクいんです。厚みもあり、満足感は充分です。
温めたら、ところによりボディがキツネ色。堪りません。
2つパックなので量もしっかり。月一のお買い物にはちょうど良き量。
イラストのようにじゃがいもと合うだろうな。止まらなくなると思います。これはワインもガブガブ行っちゃいそうです。食べ過ぎ飲みすぎに注意なアイテムです。
昔、ドイツのフランクフルトへ出張しました。中央駅から列車に乗って地方へ出かけたのですが、早朝にもかかわらず、駅のプラットフォームの脇にはカフェの明かりがついていて、信じられないくらいのパンとチーズとハムとソーセージが数メートルのガラスのカウンタ―にズラリと。すべて見切れません。あんぐりとしていると。
「お客さん、パンとチーズとハムを選んでね。調理はどうする?サンドイッチかい?温めるかい?そうそう飲み物は?コーヒー?ワインもあるよ」。出発前の腹ごしらえを選ぶのがこんなに大変だとは?食が豊かな証でした。
日本だったら、当時はせいぜいミックスサンドとか、玉子サンドとか、カツサンドが別々に売っているだけ。ワインなんてありません。
朝食はその日のエンジンであり、エンジョイするものである。お店の恰幅の良い親爺さんに微笑まれたらどうしようもありません。この豊かさに圧倒されたのを思い出しました。