bookカレルチャペック

カレル・チャペックの見たイギリス

「世界名作選」新潮文庫で読んだ郵便局員さんのお話が面白くて、図書館で借りました。

彼は書いています。
イギリスで素晴らしいのは樹木、家畜の群れ、人だと。古いイギリスはバラ色の肌をした老紳士そのもの。年配の婦人たちはいつも手に編み物を持っていて、肌はバラ色をして美しく親切だと。熱いお茶を飲み、自分の病気ことなど話しません。

紳士は、寡黙、威厳、善意、スポーツ、新聞、それに名誉をかき混ぜて合成物にしたもの。

例えば列車に乗り合わせた時、無視はされるが、あなたが下車するときには立ち上がって棚からスーツケースをとってくれる。お互いに助け合うようになっている。

プライベートを尊重する。島国根性は彼らの長所でもあり、短所でもあると。
理解するには英国へ行くしかないようです。同じ島国の人間として。

私はイギリス人と25年ほど仕事をしています。彼らは頑固、なかなか動きません。ただいった動くとトコトンつきあってくれる。味方になってくれる、恥ずかしがりやな頼もしいバラ色の肌の人たちです。ホントです。

一生懸命になってくれるのはあのボリュームのある朝ごはんを食べているからなのかな。

村上春樹さんのコメント、チャーミングでハートウォーミングという内容も必読です。

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