受験に「お」がつく。そんなにやんごとなきことか。家族で経験してわかりました。カネなし、コネなし、さらに自信なし。でも子供と一緒に成長するための大いなるチャレンジでした。
お父さんはまず、ご自分のことを頑張ることが大切。お母さんも同じです。ご家族でたくさん思い出を作ること。お子さんをよく観察すること。会話すること。教育方針はそれからでいいんです。お子さんは想像以上に毎日成長していますから。親子面接の練習も幾度となくやりました。ときにダメ出し。ときにお褒めをいただきながら。
ひとつひとつ子供の、家族の良いところをみつけることができました。
おかげさまで地元横浜市の高校まで併設の小学校からご縁をいただきました。大学は自分で選んで欲しかったからです。
創立100年の共学校。 マイペースでゆったりした学校でした。
息子は小学校のときに地震の3.11を経験しました。その時、自分は何ができるだろうと思ったそうです。授業では算数が面白くなって来たらしく、その道を進んで、人に役に立てればとの想いから大学での専攻は「建築」を学びました。留年で有名な大学ですが4年で卒業して志望通りに建設業界に就職。毎日大変なようですが息子は自分の思う道を歩んでいます。
あの時、家族が団結するきっかけを作ってくれたお受験に感謝しています。息子が自分で自分の道を見つけることができたのは学校のおかげ。さらに、先生、友達など出会いは言うまでもありません。地元の学校では接点がなかっただろう素敵な人たちに刺激を受けました。本当にプライスレス。
お受験は家族で手をしっかりとつないでのよーいドン。未来への1ページとして、毎日を大切にしながら、明るく、朗らかに、仲良く。素敵なご縁がありますように。