book「英国」小説の手ざわり 高橋和久 永富友海さん

「英国」小説の手ざわり 高橋和久 永富友海さん

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図書館で借りました。英国の名作小説のさわりがお二人のチョイスで紹介されています。

面白く感じたことを少し。

ジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」
ヤフーというコトバが「野蛮で暴力的で洗練されていない人物」という意味の普通名詞として辞書にもでてくるそうです。あの企業はここからとったんですね。

「高慢と偏見」ジェイン・オースティン
エリザベスがダーシーを振ったあとで、彼のお屋敷に伯父と叔母とでかけた時、偶然 外から帰ってきたダーシーに出会う。そのタイミングの悪さ、狼狽のシーンが短いコトバであらわされます。

アラ、アラ、どうしよう、どうしよう、いやだわ。困っちゃう。恥ずかし。ってなカンジでしょうか。

顔を真っ赤にして、頭から湯気を出すエリザベスを想像するのは、映像ではできません。

小説ならではの楽しみ方ですね。行間の前後に目線が行ったり来たりするところです。
楽しめました。

あとは、ガリバー旅行記あり、シャーロックホームズありの魅力満載です。ぜひ。