百年の孤独book

「百年の孤独」その1 のっけからカラフル

丸善で買いまして読み始めました。
(第一章より)数字表記はありませんが、最初の章です。
気になったことをあげてみます。内容に触れていますのでご注意ください。

未来を予言していた?
「科学のおかげで距離なんてものは消えた」。
この小説が刊行されたのが1967年、日本では1972年です。
現代を読み切ったような文章です。

南米の村だけが舞台でなく、地球めぐりができる
アフリカの南端には、瞑想にふけるのが楽しみな種族が住んでいる。
島づたいにエーゲ海を渡ってテサロニカの港まで行ける。
空想でいくらでも旅ができます。

ジプシーのイメージが覆されます
新手のジプシーの登場。みんな美男美女。
鸚鵡、猿、万能の器械、膏薬などが持ち込まれる。
アタマの中で想像がふくらむものばかりです。

イマジネーション豊かでカラフル。この内容が百年と続くのか。自分が村のどこかにいて、時にドローンのように、時に自分が村のどこかの家族に居候しているように、実感できるのか。
ストーリーをライブで。

これまだ、最初の章なんです。これからが楽しみです。

池澤夏樹さん監修の読み解き支援キット、ふりかえりに使えます。