銀座の良心ともいえる本屋、教文館さんで見つけました。
新しいご本かなとおもいました、後ろに1987年と書いてありましたので図書館で借りました。

気になったところを少し。
古本屋さんのご主人の言葉があります。
古本を単なる商品と思ってません。正しく評価できる人の手に渡す文化の仲介者だと思っています。
素晴らしい。
きっと秋などは夜が長く、好きなコーヒーやお酒とともに好きな本のページをめくる。
スマホではなしに。豊かな時間を過ごす文化が根付いているからなのでしょう。
価値のあるものを理解し、本当に愛する人へこそ渡したい。モノは本来そうでなくては。
手に入れられる手段は便利になったけど、やはり古本屋さん好きなら足で探す。人との触れ合いが奥へと連れていく。そんなつながりがあるといいな。
買ってからも。読んでからも本の役割は終わらないのです。
読んだ想い出はずっと胸に残るから。
それから街の人気店についての内容も感銘を受けました。
人気のビアホールは開店時間にすぐ満席になるけれど、必ず常連さんの席を空けておく習慣があること。
曜日によって座る方の席が決まっているとのこと。
ビールのうまさが、人が、店が、魅力のある街を育てているんですね。これからもずっと続くといいな。