bookかもめ チェーホフ

「かもめ」チェーホフと研ナオコさん

人生の喪服というコトバから始まるロシアの古典戯曲です。読み進めても何か不安なグレーの雲が心を覆っている。最初のまんま。晴れない。

そしてかもめ。討たれてさらに気分は上がらず。

研ナオコさんの「かもめはかもめ」を思い出しました。ミディアムテンポ。
心をおさえた旋律。

けだるい。あの低音に引き込まれる。どこまでも。

チェーホフの最後も。突然終わるんです。まわりに余韻を残して。

いつかの山下公園で見るかもめとは違いました。でもこれも人生の一ページと思います。

♬ ひとりで 空をゆくのが お似合い。